私は大阪の瞑想の達人です。今回は、精神の段階を説明します。ブッダは、精神の高みに上がりました。偉大なる精神、達観した精神、マスターの精神は、高い精神と思われています。


 

 高い精神とは何でしょう。悟ると身につくのでしょうか? どのようにしたらその精神を会得できるでしょうか。明らかにします。

 偉大な精神を目指して、僧侶は瞑想します。ブッダのたどりついた境地を身につけたくて。叡智を手に入れるべく。

 高い精神とは?
 大人(タイジン)で、偉大な心のあり方です。達観しています。悟っています。そもそも価値観が違います。何を会得すればなれるでしょうか? ブッダも当時、修行僧を見て、その賢さに心打たれたのでしょう。彼らは尊敬されていました。そして、ブッダは瞑想などの修行によってその精神が身につくと思い、実践をはじめました。高い精神は具体的なものです。

1, 学問の高い知見
2, 精神の徳目を修めること
3, 高い哲学をもつこと

大きく3つあります。みてゆきましょう。

1, 学問の高い知見
 偉大な人物の特徴として、最も西洋人が思いつきそうなのものは、全てにおいて完璧で高度な知恵をもつ神のような人です。素人ではなく、玄人の見地をもつ。それがすべてにわたる。賢者は、学問を習得する果てにたどり着きます。

2, 精神の徳目を修めること
 優れた精神性というのもあります。愛あふれ、慈悲があり、正義感にあふれ、寛容で、悪に厳しく、理性的、柔軟であり、賢く、物事の真理をみつめる。徳目のすべてを持ち合わせた人です。それをもってない人は、がさつで乱暴、頭が悪く、感情的、悪さをして、狭量、利己的で、他人を思いやりません。
 偉大な精神とはこういう徳目を身に着けた人でしょうか?

 精神性だけを目指すと、医学や建築、土木など学問に無知です。社会を発展させる才能はなく、無力です。軍の侵攻によってたちどころに、窮地に追いやられます。逆に科学知識、技術などの学問だけを身につけようとすると、倫理観や精神性が高くないことで、バランスがよくない人格とみなされます。

 徳目と学問を学び、高い精神になると、社会的に有用で、精神的に優れています。瞑想による学習は不効率です。なにしろ目をつぶって学習することは難しいです。素早く学ぶ人は教科書を読み、ノートに記録して、実践します。

3, 高い哲学を悟ること
 高い精神には、もう1つあります。哲学そのものが高い人です。私は人のもつ価値観が大きく、7-8に分類できることに気づきました。

 内的感覚、外感覚、知識、運動、法則、社会、空間、面です。

 人の精神は、右側に発達してゆきます。左にゆくほど初歩的です。右側ほど高度です。意外なことに、本人の価値観は低いままなのに、高度な精神をもてると考える人が多いです。

 これは本人が努力して価値観(信条や哲学)を上げることはできません。発達心理のテーマを3年かけてこなし、数々のことに気づくことで上がります。ある年令で次の段階に上がらなくては、生きている間は2度と上がりません。1-3つの大きな悟りでは、本人の価値観はほとんど変化しません。

 天国の段階を決めるのは、この自己哲学(価値観)です。これを変えない限り、下がることも上がることもありません。そして、一度、精神の向上が止まると、現在の技術では生きてあがることはありません。

各精神をみてゆきます。

内的感覚 - 段階1 生理的欲求 5次元にゆける
 生理的欲求をこなすことが一番大事と考える人達です。幼い子どもの精神です。難しいことはほとんど考えられません。食欲、飲み物、呼吸、排便、排尿をこなすことが、主な関心です。彼らは痛みを重視しません。嫌がりますが、痛みとは無縁な表情です。段階1の精神で、4-6歳の心です。
 彼らの価値観には、外の世界というものがないのです。外の世界を区別する言葉も、空間、運動も法則というのもないのです。理解はするでしょうが。

感覚主義者 - 段階2 五感 5次元にゆける
 快適なこと、快楽的なものをよしとする人たちです。目や肌から入ってくる感覚が大事です。快適ならよしとします。知的障害者の精神です。彼らは難しいことが考えられません。学問は興味ありません。段階2の精神で7-9歳の心です。

知覚主義者 - 段階3 知覚 5次元
 わかりにくいですが、感覚したものは何かと知ること喜ぶ人達です。世の中を知ることがこの段階のテーマです。彼らは、世界は知識にあふれていると思います。それを身につけることに関心が強いです。
 この人達は、あまり難しい話をすることが苦手です。この人達は、宇宙という概念はないですが、『すべて』というものをもっています。この人達の会話は、知識を話すだけで浅いです。段階3の精神で、10-12歳の心です。

運動論者 - 段階5 運動 6次元
 この段階の者は、様々に動くものをとらえます。空間中、何かが動いています。運動はどうあるか、人はどういうふうに動くべきかと考えます。宇宙という概念をもっています。その中で、人間のあり方を考えます。
 前の段階では、知れば満足で、思考が止まります。が、ここは知るだけでは満足しないで、それがどのように動くか(どういう働きをするか)に興味をもちます。思考が深い者たちです。「力」を価値判断のベースにします。
 物事を普遍の法則として見ることは、苦手です。段階4の精神で13-15歳の心です。

理性的な人 - 段階5 理性 7次元
 理性的な人です。なんでも物事の原理を求めたがります。これまでで最も賢い人達です。心の中にも、法則をため、発展させることが生きがいです。科学的な精神を宿しています。彼らはかなり内的です。が、法則を心の内に宿すことが課題であるため、他人の心のうちはわからないものです。段階5の精神で、16-18歳の心です。

社会的な人 - 段階6 社会 8次元
 理性的で、複合的なシステムを理解します。他人がどういう気持ちなのかを、推し量るのが上手で積極的に行動します。社会的な見地をもつ人です。人どうしのコミュニケーションがよくみえます。人間関係を重視します。ただし、空間的な影響などはあまり考えません。段階6の精神で、19-21歳の心です。

空間的な人 - 段階7 空間 9次元
 理性に満ちている人です。なんでも理性的に取り扱います。空間の影響を考えるのが、得意です。スポーツでの効率的な運動や、選手のベストなフォーメーションなど、人間の空間的なあり方を考えたがります。この段階の人は、1つずつの考えが理論的、合理的です。ただし、あまり思考が整理されてないきらいがあります。段階7の精神で22-24歳の心です。

 まとめ
 高い段階の人ほど、高度な精神の哲学をもっています。信条体系のレベルが高いのです。これは、だいたい生まれる前からどこまであがるか決まっています。そこまで、内的に導かれます。それ以下にもなりませんし、それ以上にもなりません。ここは本人の努力ではいかんともしがたいです。

 よって、瞑想家はいくら深く瞑想しても、本人の価値観は変わらないです。精神の段階は瞑想では上がりません。瞑想の段階だけがあげられます。瞑想によって、より高い段階の精神を感じることはできます。それで高い精神の知見を得ることで満足しましょう。

 精神家(精神の向上を何よりも願う人)は、学問や精神の徳目、さらにはたかい価値観を会得することを目指しましょう。

 では、また
2020/11/4 修正